本事業は、令和4年にご逝去された高野理事長の
「日本の世の中全体が、あらゆる分野で、非常に悪くなってきている。このままでは日本の将来は大変な事になる。それには、学校の先生方皆様に高い志のもと、高い理想のもと大いに奮い立っていただき、次の時代を担う青少年を、子供達を正しく育成していただく他に道はない」という思いに賛同する、企業や県民の皆様をはじめとする多くの方々のご尽力によって発足し今日にいたります。
 いばらき教員応援団は、今後も高野理事長のご遺志を受け継ぎ、本事業の更なる発展に努めてまいります。
 「教育」とは、児童・生徒の人格を形成する、すなわち、彼ら彼女らがその後の人生における自分自身の「理想図」を描く事に寄り添う事であると考えます。先生からの教えが、どの様に自分自身が捉え、嚙み砕き消化し、何時の時点で「血」となり「肉」となるかは、生徒本人でさえ判りません。
 直ちに成果が現れてこない、時間がかかる、たとえ判ったとしてもその時、目の前にもう「恩師」はいない。小学校6年間、中学校3年間、高校3年間、合計12年間でどれだけの思いが相手に届くか?なかなか手ごたえを感じる事ができないのが、「教育」です。ひたすら待つ、成長を待つ、気づきを待つ、目覚めを待つ、ここに集うみんなで児童・生徒に寄り添い、一緒に明るい「未来」を作りあげて参りましょう。
 私も教育委員として、各地の現場を拝見する機会を頂いております。各学校とも、学校長・教頭・教務主任の三者が連携を密にし学校経営に取り組まれ、児童・生徒及び保護者と接する第一線の先生方をバックアップする為にご努力されており、教育行政に携わる者として、毎日のご尽力に重ねて深い敬意と心より感謝を申し上げます。
 さて、多くの皆様のご支援ご協力に依り、14年目の事業を無事終了することができました。研修に参加された多くの先生方が、講演内容に感動され、その気付きからこれからの教育活動に研修の成果を存分に生かして下さるものと考えております。
今後も、茨城の教育力のさらなる向上、「よりよい学校教育を通じて、よりよい社会を創る」そのための社会貢献の一環として、茨城の教員の皆さんを応援して参ります。
 ここに広く、県民の皆様の、この事業へのご理解とご協力を切にお願い申し上げます。
 


 

 

 
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